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事業資金を集める方法とは?
新たに事業を始めるためには、必要な投資を行うための資金が必要です。この資金を集める方法として、多くの起業家が利用するのは、銀行などの金融機関から事業資金を借り入れる方法ですが、それ以外にも株式を発行して投資者から資金を募ったり、クラウドファンディングを利用してインターネット上で出資者を集めるといったやり方も存在します。これらに共通するのは、第三者に資金を提供してもらうということで、そのため彼らが資金を出すに足りると思ってもらわない限りは、必ずしも協力を得られないおそれがあるのです。
そこで、第三者に依存しない資金集めの方法として、もっとも簡単なのが自分で資金を貯めるというやり方です。一朝一夕に多額の資金を貯めるのは容易ではありませんが、起業するまでに時間的余裕があるのであれば、目標を決めて日ごろから少しずつ貯蓄していくというのは事業資金を集めるのに有効な方法であるといえるのです。例えば、企業勤めのサラリーマンであれば毎月の給料の一定割合を将来の独立に備えて積み立てていくと良いでしょう。それ以外にも、副業をして得た報酬を事業資金用に取っておくというのも、リスクを負わずにお金を貯められるため、おすすめです。

自分で事業資金を貯めるメリットとは?
自分で事業資金を貯めるというやり方には、他の資金調達方法にはないいくつかのメリットが存在します。まず、一つ目は、第三者から制約を受けずに自分が好きなようにビジネスを展開できるということです。金融機関から借り入れる場合には、しっかりとした事業計画を立てて、彼らの厳格な審査を通す必要があるため、大きなリスクを伴うビジネスの事業資金を調達するには不向きなわけですが、自分で貯めたお金を事業資金に当てる場合には、そのようなことを気にする必要はありません。第三者の目を気にせずに様々なビジネスを始めるためには、自分でお金を用意するほうがよいというわけです。
二つ目のメリットは、ビジネスによって得られた収益をすべて自分のものにできるということです。事業資金を第三者から借り入れた場合には、通常は決して安くはない水準の金利を支払わなければなりませんし、株式を発行して出資してもらった場合には、ある程度の株主還元が求められることになります。そのため、それらの方法を利用して事業資金を集めた場合には、収益のすべてが自分の手元に残るというのはあり得ないのです。一方、自分で事業資金を用意すれば、そのようなことはありません。