人脈を広げておく

資金調達を進めるには相談できる人脈が大切

事業を立ち上げる際には、開業に関わる資金の調達を進めなければいけないものです。起業が初めての方は、自分でビジネスアイデアを考えることはできても、資金繰りをどのような感じで進めるべきかが、経験がないためにイメージできないものです。金融機関へ融資を依頼するにしても、どのような手順で進めれば良いかが分からず、資金面で不安を感じてしまう方が多いことでしょう。

事業を開始すると決めた際には、人脈作りを考えることも大切です。身の回りに相談できる人がいれば、事業資金の捻出方法なども、気軽に相談できるからです。自分が立ち上げようと考える事業と同じ業界にいる人に相談することができれば、1人で悩むことなく、スピーディに問題を解決できるのです。

事業資金の調達に関する情報は、市販の書籍や、インターネット上の情報からも入手することも可能ですが、金融機関とのやり取りは、経験がなくては、うまく進めることができないものです。近くに事業資金の調達や、資金繰りに詳しい経験者の方がいれば、自分のアイデアを具現化するための資金を、どのような形で調達すべきかを、手短に聞けるようになります。的確なアドバイスを受けて、間違いのない資金調達を進められるのです。

人脈があれば個人投資家からの資金調達も可能

事業を立ち上げる際の資金を調達するためには、金融機関からの借り入れをしないといけないと考えがちですが、自分の人脈のなかに、資金を潤沢に持っている方がいれば、事業資金を個人から投資という形で手に入れることもできるのです。エンジェルとも呼ばれる個人投資家の方の多くは、実業家の方や引退した起業家の方たちです。自分が提唱するビジネスに賛同してもらうことができれば、資金の出資に応じてくれる可能性は高いのです。

個人投資家からの資金調達の場合には、金融機関からの融資とは違い、借入金を利息をつけて返済するという形ではなく、出資金を配当という形で返していく形になります。どの程度の配当を投資家に返していくかは、投資家の方との話し合いになりますが、一般的には事業から得た利益の何パーセントかを投資家に返していく形をとります。金融機関からの融資とは違い、出資を受ける形での事業資金の調達ですから、元本保証を行うかは、事前の取り決めになります。身の回りに資金調達ができる人脈がいなかったとしても、SNSを活用して人脈を広げる手段もあります。

事業を開始する前には、資金の面も含め、経営について相談できる人脈を構築しておくことが大切です。初めて起業する方は、先駆者の方のアドバイスを受ける意味でも、人脈作りを進めておいたほうが良いのです。

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